建材一体型
太陽光発電パネルBUILDING-INTEGRATED PHOTOVOLTAICS
製品概要
大成建設株式会社と株式会社カネカが建材一体型太陽光発電パネル「T-Green® Multi Solar」を
共同開発しました。
「T-Green® Multi Solar」は、発電を30年以上持続でき、オフィスビルの外装や住宅のバルコニー、
アトリウムのトップライトなど、さまざまな規模の新築・リニューアルに採用できます。
「T-Green Multi® Solar」については、ホームページをご参照ください。詳しくはこちら
導入イメージA外装材として
建材一体型太陽光発電パネル「T-Green® Multi Solar 」の特徴
- 採光・発電・意匠性を兼ね備える画期的な外装システムです。
- 「T-Green® Multi Solar」は幅広い施設への導入が可能な意匠性の高い太陽光発電ガラスです。
- 外装デザインに合わせて「シースルータイプ」「ソリッドタイプ」の2つのタイプから選択できます。
導入イメージBバルコニー手摺として
- 1眺望を確保する
「シースルータイプ」 - 室内から眺望と明るさを取り込める縞状の太陽電池を配置することにより透過性を確保したタイプ
- 2視線カットと眺望確保を
両立する「ハーフタイプ」 - バルコニー下方から視線を遮りつつ、室内からの眺望も確保できるよう、ソリッドタイプを半分にしたタイプ
- 3視線をカットする
「ソリッドタイプ」 - バルコニーの外部からの視線を遮りプライバシーを確保できる、透過性のないタイプ
採光と発電を両立する「シースルータイプ」
製品仕様
発電性能:約70W/m²(発電素子部分)
*「T-Green® Multi Solar」は開口部寸法や搭載部によって寸法を調整できますので、実際の案件ごとに、パネルとしての出力は変わります。
- 世界で初めてLow- Eペアガラスにストライプ状の両面受光発電型太陽電池セルを組込みました。
- 窓ガラスに必要な眺望、採光、断熱、遮熱といった基本性能に加え、表裏で同時に発電できる多機能な太陽光発電ガラスです。
- セル変換効率20% 超の太陽電池をストライプ状に配置して発電しながら高い透過性(開口率50%)を確保しています。
- 建物の外観デザインや街の景観を損なわないシンプルでクリアなデザインです。
- 窓や手摺等に合わせてさまざまなサイズに対応できます。
- 「シースルータイプ」は2021年度のグッドデザイン賞を受賞しました。詳しくはこちら
施工事例
ヒューリックスクエア札幌壁用「ソリッドタイプ」を屋上目隠し壁に設置しています。
(株)カネカ高砂工業所 ウェルネスセンター窓用「シースルータイプ」をトップライトに設置しています。
カネカソーラーテック(株)豊岡工場バルコニー用バルコニー用「シースルータイプ」を屋上手摺に設置しています。
- 「バルコニー用」ガラス手摺
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近年では、自然災害等の発生による超高層マンションの停電被害が報告されており、停電時の共用部分の照明、携帯電話の充電など非常時における柔軟で確実な対策も課題となっています。
超高層マンションの場合、一般的に太陽光パネルは屋上に設置していますが、屋上には様々な設備機械等が配置されており、太陽光パネルを設置するスペースが限られ、発電量も限定されていました。
そこで、建物の高さを最大限に活用できる壁面を利用し、「T-Green® Multi Solar」を用いたバルコニー用のガラス手摺一体型太陽電池システムを開発しました。また、本システムは蓄電池と組み合わせることにより、災害による停電時に独立した非常用電源としても使用可能で、共用部の照明や災害時に携帯電話の充電にも利用でき、安全で快適な生活環境の維持に貢献します。
眺望性、プライバシーの確保等お客様のニーズに応じ、透過性のない「ソリッドタイプ」と透過性を確保した「シースルータイプ」、「ハーフタイプ」を使い分けて3 タイプから選択可能です。